ChatGPTの始め方、アカウント登録の仕方について、初心者向けにわかりやすく丁寧に解説いたします。
チャット形式で指示した質問に対し即座に回答を出力してくれるChatGPT。
業務やビジネスでの活用ができるとして、世界中で話題を集めています。
本記事では、ChatGPTにアカウント登録をして始める方法や、活用するメリット、活用する為のポイントについても紹介していきます。
ChatGPTについてまったく知識がないという方もご安心ください。
本記事では入門的な内容として、始め方の手順を画像付きでくわしく解説しております。
また、パソコン・スマホ・アプリ、それぞれの始め方を個別に解説してますので、ご自身の活用スタイルに合わせた始め方をご参照いただけます!
安心してChatGPTを始めていきましょう!
- ChatGPTの登録方法と始め方
- パソコン、スマホ、アプリ、それぞれでの登録手順
- 始める際に注意しておく事
- 職場の部門別の活用方法
ChatGPTの始め方を動画でも解説しています。あわせてご確認ください。
ChatGPTとは?

最近よくChatGPTの記事を見かけるけど、
なぜ急に注目が集まってるの?

誰でも手軽に始められたのもポイントですね。
まずChat GPTについて概要を確認しておきましょう!
2022年11月末に登場して以来、世界中で大きな注目を集め、毎日のようにニュースや新聞で取り上げられているChatGPT。
チャット形式の画面で誰でもかんたんに文章を生成できるAIとしてご存知の方も多いでしょう。
しかしながら、一方で、実際にまだはじめていなかったり、どういったことに役立つのか、その詳細について気になってる方も多いのではないでしょうか。
ChatGPTは、AI(人工知能)の研究開発を行う「Open AI」によってリリースされました。
OpenAIは米国で2015年12月に設立された非営利団体です。汎用人工知能(AGI)の開発により、すべての人に恩恵が及ぶことを目的としています。
使い方はシンプルで、チャット形式により誰でも簡単にAIと対話ができますし、対話のコツさえ押さえてしまえば優秀な助手であり秘書のように接することができます。
個人にとっても企業にとっても、市場での競争力を高めるうえで今後ますます目が離せません。
ChatGPTを使うにはどうすればいい?


便利そうだけどお金を払ってまで使いこなせるのか不安・・・

ChatGPTは無料でも利用可能です。
はじめてでも簡単にご利用いただけます
それではここで、ChatGPTを使う上での基本事項を確認していきましょう。
アカウントを登録すれば誰でも使える
ChatGPTは、アカウント登録をすればWEB上で誰でも利用できるサービスです。
アカウント登録は、メールアドレスでの登録の他、Googleアカウントなどを使ったソーシャルログインも可能です。
ブラウザからOpenAIのサイトにアクセスして登録する他、iOS等のアプリからも登録できるようになりました。
この後、詳しい登録の流れを画像を使ってわかりやすく解説いたします。
完全無料でも使える
ChatGPTは無料でもご利用いただけるサービスです。
有料のプランもありますが、無料でのままでも、便利に生成AIを活用いただくことが可能です。
なお、基本的には無料版で充分ですが、より快適にご利用いただく為には有料版へのアップグレードが必要です。
ChatGPTの有料版は月額20ドルでご利用可能です。
無料版と有料版の大きな違いは、モデルの差です。
無料版では「GPT-3.5」を利用しておりますが、有料版の「ChatGPT Plus」では、最新のモデル「GPT-4」を利用することができます。
モデルがアップグレードされている分、より自然な会話や正確な回答が実現され、生成能力が向上しています。
また、無料版の場合、時間ごとにリクエスト可能な回数に制限がありますが、有料版では多くのリクエストに対応することができます。
日本語でも使える
日本語でも使える、というのはCahtGPTの大きな魅力のひとつでしょう。
いつものチャット感覚で日本語で質問したり会話したりすることができます。
その為、ChatGPTのサイトそのものは英語で構成されていますが、利用にあたって困ることは少ないでしょう。
【2023年8月更新】ChatGPTを始める手順

では実際にChatGPTを始めてみましょう。
本記事では、「パソコン」「スマートフォン」「iOSのアプリ」に分け、それぞれの始め方を詳しく解説しますが、手順に大きな違いはございません。
作成したアカウントのIDとパスワードで共通でログインは可能ですので、まずはお好きな方法で始めてみると良いでしょう。
また、2023年7月にはAndroid版のアプリもリリースされてます。
本記事ではiOSのアプリを題材にご紹介いたしますが、始める手順の確認としては「アプリでの始め方」をご参照ください。
パソコンでの始め方
パソコンのブラウザでChatGPTのアカウント登録を行い利用を開始する流れを解説します。
- Step1OpenAIのChatGPTサイトへアクセスします。
- Step2アカウントの登録をします
アカウントはメールアドレスで登録が可能です。若しくは、Googleアカウントなどからの連携も可能です。
ここでは、メールアドレスからの登録する流れをご紹介します。
※後述する「スマートフォンでの始め方」ではGoogleアカウント連携でChatGPTへ登録する方法をご案内いたします。Googleアカウントの連携で開始されたい場合は合わせてご参照ください。メールアドレスをEmail addressの欄に入力し「Continue」をクリックします。
続いて、アカウントに使用するパスワードを設定します。8文字以上で設定しましょう。
アルファベットや数字の他に記号も利用できます。パスワードを入力し「Continue」をクリックします。
- Step3アカウントのメール認証を行います
アカウント登録で設定したメールアドレスに認証用のメールが送信されますので、メールを開いて確認します。
「Verify email address」をクリックします。
- Step4氏名を入力し電話番号での認証を行います
①Fast name:名前を入力
②Last name:苗字を入力
③Birthday:誕生日確認がある場合は「日/月/年」の形式で入力
④すべての入力を終えたら「Continue」をクリックします認証に使う電話番号を入力し「Send code」をクリックします。
入力した電話番号宛にショートメールで認証コードが届きます。
指定されたコードを入力し認証を完了させます。認証が完了しログインを終えると、次のようなアンケート画面が表示されます。
質問はスルーで問題ありません。「Next」を2回クリックし、最後に「Done」をクリックします。
- Step5ChatGPTのメイン画面が表示されます
これでアカウント登録は完了です。お疲れ様でした!
次からのログインの際には設定したメールアドレスとパスワードでログインいただけます。それでは早速ChatGPTを使ってみましょう。
ChatGPTへの効果的な質問方法はこちらの記事で詳しく解説してます。
スマートフォンでの始め方
続いて、スマートフォンでChatGPTを始める流れについて解説します。
- Step1OpenAIのChatGPTサイトへアクセスします。
- Step2アカウントの登録をします
Googleアカウントでアカウントを連携させて登録する方法を解説いたします。
メールアドレスを使って登録する場合は「パソコンでChatGPTをはじめる流れ」をご参照ください。「Continue with Google」をタップします。
ChatGPTアカウントと連携させるGoogleアカウントを選択します。
画面記載のアカウント情報を確認し「(アカウント名)として続行」をタップします。
- Step3生年月日を入力し電話番号での認証を行います
氏名の欄はGoogleアカウントで登録済の内容が反映されます。
生年月日を「日/月/年」の形式で入力します。登録でご使用中のスマートフォンの電話番号を入力します。
ショートメールで届く認証コードを入力します。
アンケートの質問はスルーで問題ありません。
「Next」を2回タップし、最後に「Done」をタップします。 - Step4ChatGPTのメイン画面が表示されます
スマートフォンでChatGPTをはじめる流れは以上です。
「Send a message.」からChatGPTに話しかけてみましょう!ChatGPTへ質問する効果的な方法はこちらの記事で詳しく解説しております。
アプリでの始め方
先行してiOS版では、「ChatGPT」がリリースされております。
iPhoneユーザーの方がChatGPTを始める方法としてはアプリから始めるのがおすすめです。
登録においても利用においてもアプリの方が、WEBにアクセスするよりもスムーズです。
そして、Android版も2023年7月よりリリースが開始されています。Android版のアプリでの始め方としてもこちらをご参照ください。
- Step1ChatGPTアプリをインストール
App Storeから「ChatGPTアプリ」をインストールします。
Android版の場合はPlay ストアからインストールください。
類似のアプリも多くございますので名称とロゴをよく確認しましょう。 - Step2ChatGPTとの連携方法を選択
新規で始める場合は用意されている連携方法からお好きな始め方を選択する事ができます。
ここでは、Apple IDと連携させる方法を中心に解説いたします。<Apple IDと連携させる場合>
Continue with Apple をタップします。ご利用の端末に紐づくApple IDが表示されますので内容を確認します。
メールの共有設定を行い「続ける」をタップします。
メールを共有する場合は、指定するメールアドレスにチェックを入れておきます。サインインが完了しましたら「Step3」へお進みください。
<Google IDと連携させる場合>
Continue with Google をタップします。ご利用になるGmailを入力し「次へ」をタップします。
その後の流れは「スマートフォンでChatGPTをはじめる流れ(Step3以降)」をご参照ください。<メールアドレスで登録する場合>
Sign up with email をタップします。登録するメールアドレスを入力し「Continue」をタップします。
その後の流れは「パソコンでChatGPTをはじめる流れ(Step3以降)」をご参照ください。なお、既にChatGPTのアカウントを保有している場合は、Log in をタップしアカウント情報を入力します。
- Step3生年月日を入力し電話番号での認証を行います
氏名欄は自動反映されております。必要があれば変更ください。
生年月日(日/月/年)を入力し「Continue」をタップします。ご利用端末の電話番号を入力し「Send code」をタップします。
ショートメッセージで届く認証コードを入力し認証を終えます。
- Step4アプリでの登録を完了させます
上記の画面では「Continue」をタップします。
- Step5ChatGPTのメイン画面が表示されます
アプリでChatGPTを登録する流れは以上です。
「Message」からChatGPTに話しかけてみましょう!ChatGPTの会話のコツはこちらの記事で詳しく解説しております。
ChatGPTをはじめる際の注意点

パソコン、スマートフォン、アプリと簡単に登録し始めることがわかりました。
ここで、ChatGPTを新規で始める時に注意しておくべきポイントについて確認しておきましょう。
偽サイトや類似アプリへの注意
話題性があるものに付き物なのがサイバー犯罪です。
ChatGPTを装う悪意ある偽サイトには注意が必要です。
まるでChatGPTと関連があるかのようなドメインを使用した偽サイトも確認されているようです。
参考になりますのが、インターネット上のセキュリティ製品の製造を手掛けるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが公開した記事です。
記事の冒頭、ハイライトの部分で、「2023年初頭以降で、ChatGPTやOpenAIとの関連を想起させるドメインのうち、25件に1件は悪意がある、または悪意のあるドメインである」としております。
以下が引用した部分です。
Since the beginning of 2023, 1 out of 25 new ChatGPT-related domain was either malicious or potentially malicious
Check Point Software Technologies公開記事より抜粋
ChatGPTを模倣した悪意のあるサイトも存在していることを認識したうえで、怪しいと思われる場合にはアクセスを控えるといった注意が必要です。
ご参考までに、改めて、ChatGPTの正式なURLを記載いたします。
ChatGPTを始める場合は、公式サイトから登録していきましょう。
公式サイトにアクセスし、公式サイトから登録する。
利用規約等の変更への注意
現在は無料でも利用可能なChatGPTですが利用規約等の変更で、一部の有償化や利用上の制限などは行われる可能性がございます。
仕事で利用を考える場合には商業利用についても気になるところかと思います。
原則として、ChatGPTで生成されたコンテンツは商業利用も可能ですが、利用規約に従って利用しなければなりません。
ご利用にあたっては利用規約についても確認するようにすると良いでしょう。
商業利用は可能、利用上の制限は公式サイトの利用規約で確認する。
ChatGPTとの話し方

アカウントを登録すれば後はChatGPTへ質問したり、話しかけてみるだけです。
ここからは具体的なChatGPTの使い方として、まずは基本となる画面構成と話し方について確認しておきましょう。
ChatGPTの画面構成
まず、ChatGPTの画面構成を確認してみましょう。
基本を押さえておけば難しい内容ではございません。

①New chat:新しいチャットを始める場合にクリック
②チャット履歴:チャットごとの履歴確認やタイトルの編集が可能
③Clear conversations:履歴のクリア
④Setting:各種設定
⑤入力フォーム:プロンプトを入れて会話を始める
⑥リジェネレート:再度出力を指示する
ChatGPTに与えるコマンドを「プロンプト」といいます。
端的に言えば「質問」にあたります。
ChatGPTを使いこなす上ではプロンプトが重要とされており、良いプロンプトは得られる回答も良くなります。
e-仕事ラボでも、ChatGPTの能力を最大限に引き出すプロンプトの事例を紹介してまいります。
基本はチャットツール
操作はシンプルです。
基本的にはチャットツールで、会話する相手がAI(ChatGPT)に代わるだけです。
パソコン操作の場合、入力フォームではEnterキーによりチャットを送信します。
改行を行いたい場合は「Shift + Enter」を押します。
人間と会話するように話しかける
ChatGPTの特徴的なところは、人間と会話するように話しかけられるということです。
何か質問をすると、それに対してすぐに答えを返してくれます。
普通に会社の同僚や友達とメッセージのやり取りをするような感覚で問題ございません。
以下の記事では、会話のコツや、効果的な質問方法について詳しく解説してます。
これからChatGPTを始めるという方にも、おすすめの内容です。
合わせてご確認ください。
ChatGPTを始めるメリット

このように無料でかんたんに始められるChatGPT。
ChatGPTを始めるメリットは多岐に渡ります。
情報収集の質と効率の向上
ChatGPTはインターネット上の情報を基にトレーニングされており広範なトピックに対する知識を持っています。
よって、ChatGPTを活用すれば、あらゆる分野への情報のアクセス拡大と、得られる情報の質の向上が期待できます。
また必要な情報を迅速に集め回答してくれますので、情報収集の効率も向上いたします。
対話形式での質疑応答が可能
質問を的確に捉え迅速に回答を出すのがChatGPTの特徴です。
その質疑応答も対話形式で、まるで人間との会話のようにスムーズなやり取りが実現できます。
これにより、顧客対応品質の向上など様々な使い方が想定され、ビジネスでの利用拡大も進んでいきます。
創造性の刺激
新しいアイデアやテーマを与えたブレストもChatGPTの得意分野です。
ChatGPTとの対話の中で自分自身だけでは気づけない新しい気づきやアイデアを得る事も多いでしょう。
創造性を刺激するツールとして、仕事のパートナーとして、活用していけるメリットは大きいです。
外国語の学習
より具体的な話に近くなりますが、ChatGPTを言語理解と学習のツールとして活用を始めることも可能です。
外国語の学習や外国語でのコミュニケーションスキル向上にもChatGPTは役立ちます。
会話の流れを学んだり、適切な文法や表現方法について直接、触れることができます。
コンパニオンとしての活用
対話ができるAIとして、コンパニオンとしての役割も果たすことが可能です。
例えば、孤独や不安を感じている方を少しでも和らげるためのコミュニケーションツールとしても応用できますし、AIとのコミュニケーションを楽しむという事も可能です。
ChatGPTのデメリット

ChatGPTを始める上では、事前にデメリットについても確認しておきましょう。
情報の信頼性
インターネット上の情報からトレーニングされているChatGPTですが、中には誤った情報であったり偏見が含まれている可能性もございます。
その為、得られた回答の確認作業は必要になる場合が多いでしょう。
しかしながら、情報の収集や整理にかかる時間を、ChatGPTであればわずか数秒で行えますので、確認作業が必要になったとしても業務の効率が向上するのは間違いありません。
プライバシーの懸念
回答の中には個人的な情報であったり、会社の機密情報が含まれている可能性があります。
回答を取り扱う場合には、個人的な情報や機密情報を誤って侵害しないように注意が必要です。
また質問をする場合においても、個人情報や機密情報は取り扱わないように使用していく必要がございます。
依存性
インターネット上の情報という性質自体に言えますが、過度にその情報に頼りすぎた結果、自己判断や思考の低下なども懸念される側面がございます。
便利なツールを使うのは人間自身。人としての視点と判断を大切に適切な使い方をしていくのが良いでしょう。
実践的な仕事での使い方や活用事例は、本サイトでも紹介して参りますのでご参考にしてみてください。
ChatGPTを仕事で使うポイント
ChatGPTを仕事で使う場合はどのような場面が想定されますでしょうか。
ここでは想定される活用場面や、効果的なプロンプトを作成するポイントについてご紹介いたします。
仕事で使われるシチュエーションを確認する
様々な場面で活躍できるChatGPT。
例えば下記のようなシチュエーションで利用されることが多いです。
<仕事でChatGPTを使う代表的な場面>
・何か情報収集をはじめる際や情報の分析を行う場合
・企画のアイデアを出す場合
・プレゼン資料の構成を考える場合
・レポートや議事録をまとめる場合
・メールの文章を考える場合
など
仕事でのChatGPTの具体的な活用事例は、別の記事でも詳しく解説しております。合わせてご参照ください。
▼ChatGPTを活用した業務効率化の方法についてはこちら
▼ChatGPTを活用した資料作成方法についてはこちら
▼ChatGPTを活用した報告書作成方法についてはこちら
▼ChatGPTをメールで活用する方法についてはこちら
前提を伝える
なぜその質問をするのか、質問の前提となる状況や条件などを、ChatGPTへ具体的に伝えた方が意図した答えを得られやすいです。
例えば、営業の方が取引先へのプレゼン資料の構成を検討していくのであれば、「(〇〇業界で)営業を担当してます。」「商品のコンペが発生しています。」など自身の立場や環境を伝えることで、そのシチュエーションに合わせた回答を引き出しやすくなります。
役割を与える
また自身の立場のほか、ChatGPT側の役割も明確にするのも効果的です。
「〇〇のプロとして」「〇〇のように」と、ChatGPTに役割を与えることで、その役割の視点での回答が得られやすくなります。
自身の立場などの前提と合わせて使うのも効果的です。
追加の質問で掘り下げる
ChatGPTが優れているポイントは、まるで人間とのコミュニケーションのような会話が実現できるところです。
その為、ひとつの質問の答えから更に掘り下げた質問をしていくことで、より具体的な答えを導いていくことができます。
例えば、プレゼン資料の構成を質問した後に、追加の質問で掘り下げていくことで、スライドごとのメッセージやデザインを詳しく、具体的にしていくことができます。
仕事で使い始める時に注意すること
便利でかんたんにはじめる事ができるChatGPT。
手間がかかる作業を効率化していったりと、仕事でも活躍が期待されます。
一方で、ChatGPTには興味があって始めてみたいけどAI特有の不安がある、という方もいらっしゃるかもしれません。
ここで、ChatGPTを仕事で使っていくうえで注意しておくべきポイントについて解説いたします。
情報の事実確認に気を付ける
ChatGPTのデメリットでもお伝えしましたが、ChatGPTは間違った答えや不正確な情報であっても、まるで正しいかのように答えを返してくることがございます。
平気でウソをつけるのもAIならではですし、ChatGPTに悪気があるわけではございません。
生成AIは学習した膨大なデータの中から、それらしい答えを生成していきます。よって学習を行った時期より先の新しい情報においては答えられません。
正確な知識や答えとは限らない、という事を常に念頭に置いておく必要がございます。
個人情報や機密情報の取り扱いに気を付ける
こちらも繰り返しにはなりますが、ChatGPTを仕事で使う上では特に、個人情報や会社の機密情報は入力しないようにしましょう。
生成AIの精度を高めるには情報は不可欠です。その為、入力した情報はChatGPTのシステムをより良くしていくために利用される場合がございます。
個人名や個人の住所、仕事で進めている社外秘のプロジェクト情報など、知らず知らずのうちに情報が拡散してしまう事がないよう、ChatGPTへはそれらの情報を入力しないようにしましょう。
- 誤った情報もあるという前提で、出力された文章の検証は欠かさない。
- 個人情報や機密情報は入力しない。
部門別におすすめ!ChatGPTの活用事例

職場では様々な部門でそれぞれの役割が異なります。
ここで、各部門ごとにChatGPTを始めた方が良い理由として具体的な活用事例をご紹介いたします。
カスタマーサポート
システムの連携によって、ChatGPTを活用した顧客対応を実現可能です。
お客様からのお問い合わせやご質問に対して、自動で素早く返答していく事ができます。
また、海外の方からの外国語での問合せなどへ、翻訳や返答内容をその言語に合わせて回答させるような使い方も可能です。
マーケティング部門
コラムの記事作成やソーシャルメディアの投稿、広告キャンペーンのテキストなどの生成で活用が期待できます。
新しいクリエイティブなキャッチフレーズのアイデア出しなどで活用してみるのもおすすめです。
また顧客の問合せや投稿内容から嗜好やニーズの分析をさせて情報を整理するといった活用も可能です。
人事部門
採用のプロセスにおける候補者とのコミュニケーションのサポートとして応募システムと連携をさせたり、スケジュール調整の連絡などを効率化させるような使い方が期待できます。
新入社員や応募者に向けて、会社の基本情報などをまとめたコンテンツの作成もChatGPTに構成させたりする事ができます。
営業部門
顧客との商談において資料作成や提案書の作成を支援させる事ができます。顧客ニーズに合わせて資料を構成させたりデザインを検討させたり、文章の校正を手伝ってもらう事ができます。
販売支援ツールと連携させて、よくある質問や製品情報、キャンペーン情報などを素早く確認できるようにする使い方も想定されます。
商品開発
新規商品の企画やアイデアを、マーケット情報の分析も交えながらブレストする事が可能です。
製品パッケージやデザインの方向性に対してのイメージづくりにも役立てる事ができます。
無料版と有料版の違い
ChatGPTは無料でも充分に活用できます。
ChatGPTを始める場合は、まずは無料からスタートするのがおすすめですが、参考までに有料版の違いについても解説を加えておきます。
有料版の始め方
有料版へのアップグレードは、ChatGPTの左側のメニュー下部より「Upgrade to Plus」をクリックします。
月額利用料金の支払方法はクレジットカード払いに対応しています。
支払先情報と請求先の住所などを記載し申し込むことができます。
申し込み後は直ぐに有料版のChatGPT Plusへ切り替わりサービスの利用が可能となります。
利用料金
無料版は完全無料で利用可能です。
有料版の場合は月額20ドルが必要となります。
2023年8月の為替では1ドル143円を付けてますので、有料版は日本円でおよそ2,800円位と思って良いでしょう。
言語モデル
無料版の言語モデルはGPT3.5ですが、有料版にしますと最新版のGPT4が利用可能となります。
GPT4は処理能力も言語能力も無料版のGPT3.5より長けており、司法試験でも上位になった事で注目を集めました。
またGPT4では、対話する内容についてWEBブラウジングの結果を、根拠となるリンクを踏まえて反映させたりと、より正確さを高められるようになっております。
情報の鮮度
無料版のGPT3.5が対象としている情報は2021年9月までとなります。
検索にも対応できるGPT4においては、より新しい情報へも対応が可能となります。
接続の安定性
利用ユーザーが拡大し続けているChatGPT。無料版では接続が混雑しエラーが発生する場合もございましたが、有料版にしますと安定してご利用いただく事が可能となります。
世界中で利用されているツールである為、安定性の面では有料版がおすすめです。
有料版は解約できる?
有料版は解約する事が可能です。
有料版を解約する場合の手順も確認しておきましょう。
サイドメニューにある「My plan」からサブスクリプションを停止する事が可能です。
有料版を解約する事で無料版に戻して利用ができます。
ChatGPTで押さえておきたいキーワード


AIっていうと何だか難しそう・・・
知らない言葉も多いし馴染みにくいわ

押さえておきたいキーワードを
わかりやすく解説しますね
ChatGPTの使い方やはじめかたと合わせて、AIに関連する用語で押さえておくべきいくつかのキーワードをご紹介します。
生成AI
人の指示や問いかけ、質問の内容に応じて、文章や画像などを自動的に作ることができるAIを「生成AI」といいます。
ジェネレーティブAIとも呼ばれ、従来のAIとは違い、0からコンテンツを生成する能力が備わったAIとして注目されています。
ChatGPTや米グーグルが開発したBard(バード)などは、文章を作成することができる生成AIのひとつとなります。
質問の内容に対する専門家とチャットしているかのような、自然な言葉で会話できるのが特徴です。
対話型AI
人間と自然な言葉で会話ができるAIはChatGPTが登場する前から存在していました。
例えば、Googleの「Google アシスタント」やiPhoneユーザーにお馴染みの「Siri」などは、バーチャルアシスタントとして身近な存在になっています。
このような従来の対話型AIと生成AIにおける大きな違いは、新しいコンテンツの生成能力にございます。
対話型AIも自な会話は実現しますが、あくまで用意された応えを選び出しているのに対し、生成AIは、その時々の会話に合わせて最適な答えを作り出すことができます。
深層学習(ディープラーニング)
AIがその性能を向上させた要因としてあげあれるのが深層学習(ディープラーニング)です。
深層学習は、人の脳をまねたデータ処理技術と言われています。
学術的な話はここでは割愛いたしますが、簡潔に言うならば、「大量のデータの中から自動で特徴を抽出し、自ら学習することができるAIの技術」であるといえます。
ある言語を認識するために、深層学習では、AIが自ら特徴を見つけ、認識していくようになります。
この深層学習の手法の進化があって、生成AIが発明されています。
大規模言語モデル(LLM)
CahtGPTやBardのように、文章を作成することができる生成AIを知る上で欠かせない言葉の一つに大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)がございます。
端的に言うと、ある単語があって次に来るであろう単語の中から確率の高い単語をつなぎ合わせていき文章化していく言語処理が言語モデルであり、その為に必要なテキストデータを大量に学習させているのが大規模言語モデルとなります。
よくあるご質問
では最後に、ChatGPTを初めてご利用になられる方からよくいただく質問について整理いたします。
- Q日本語でも利用できますか?
- A
ChatGPTは日本語で質問と回答をスムーズに行えます。
日本語で安心してご利用ください。
- Qどのように活用できますか?
- A
質疑応答や文章の作成依頼、情報収集やアイデア出しなどをチャット形式で依頼する事ができます。
応用する事で、資料作成づくりや商談にあたっての情報収集、WEBコンテンツの作成など幅広く活用いただけます。
- QChatGPTは安全なサービスですか?
- A
安全にご利用いただけるサービスですが、得られる回答の信頼性やプライバシーの観点など注意する点がいくつかございます。
- Qオフラインでも利用可能ですか?
- A
いいえ、インターネットに接続された状態で利用するツールとなります。
但し、過去の回答ややり取りを確認する事はオフラインでも可能です。
- Qスマホ向けのアプリはありますか?
- A
iPhoneでは対応するアプリが先行して提供開始されてます。
Androidについては2023年7月よりリリースが開始され日本でもGoogle Playから無料でダウンロードできるようになりました。
まとめ
今回はChatGPTの始め方とChatGPTの導入にあたる基本的なポイントをご紹介いたしました。
- アカウントを登録すれば誰でも無料で始められる!
- パソコン、スマホ、アプリ、どれでもOK!
- 登録後は普段のチャットツールのように話しかけてみる!
- 効果的に使うには「プロンプト」が大切!
始める方法はパソコン、スマホ、アプリと3パターンございますが、どの方法でも構いませんので、まずはアカウント登録されるのをオススメいたします!
登録した後の使い方はいたってシンプルです。
普段使いのチャットの感覚で、ChatGPTに質問してみましょう!
ChatGPTを便利に活用していくにはプロンプトを洗練していく必要がございます。
生成AIを使いこなすのは「人」です。使いこなす上でのポイントを押さえ活用していけるか否かは、今後、仕事を進めていく上で重要なポイントになってまいります。
e-仕事ラボでは、より良い仕事にお役立ていただける情報のひとつとして、これからもChatGPTの具体的な活用事例や効果的なプロンプトなどを紹介して参ります。