本記事では、ChatGPTの使い方、特に、会話や質問のコツについて解説します。
これからChatGPTを始める方や使ってみたいと思っている方が気にされるポイントに、「ChatGPTへの効果的な質問」や「求める回答を引き出すコツ」といった点があげられます。
そこで、ChatGPTへの質問方法や質問のコツについて、事例や画像も交えながらわかりやすく紹介します。
ChatGPTは、どのような質問であっても回答を出力してくれます。
しかし、求める回答を引き出したり、より効果的な回答を導き出すには、質問の精度を高める必要がございます。
今回は、私自身がChatGPTを仕事で使う際に活用している、「会話のポイントやChatGPTへの質問・指示のコツ」を、全部まとめてご紹介いたします。
- 基本となる画面構成や、日本語表示など各種設定方法
- プロンプトの基本的な入力方法やChatGPTへの効果的な質問方法
- 出力形式の指定やフォーマット作成の依頼をするポイント
- 効果的な書き方「マークダウン記法」の基本
- 覚えておきたい!便利なおすすめフレーズ
ChatGPTとは

ChatGPTとは、質問や指示をした内容に従って文章を作成してくれるAIです。
テキストを作成する事ができる生成AIの一つです。
ChatGPTへの質問や指示はチャット形式で行います。
よって、操作そのものに専門的な知識は必要ありません。
誰でも手軽に利用できるAIとして注目を集め、世界中でユーザー数を集めております。
ChatGPは仕事にも活用できます。
主に、業務効率化の分野で大きな力を発揮します。
ChatGPTを活用した業務効率化の方法や、具体的な指示の仕方は下記の記事をご参照ください。
ChatGPTを始めるには

CHatGPTは、公式サイトでアカウントを登録すれば誰でも直ぐに始められます。
登録は無料で、基本的にすべて無料で利用可能です。
有料版も用意されてますが、まずは無料でChatGPTの実力を確かめてみる事をおすすめいたします。
ChatGPTの始め方は下記の記事で詳しく解説しております。
初めてChatGPTに触れる方は是非、参考にしていただければと思います。
またChatGPTの始め方は動画でもわかりやすく解説しております。
合わせてご参照ください。
ChatGPTの画面構成
まず、ChatGPTの基本的な画面構成と操作方法について確認しておきましょう。
ここでは、パソコンのブラウザでも画面を例にご紹介します。

①New chat
ChatGPTとの会話は履歴としてスレッドごとに自動的に収められます。
新しいスレッドとして会話を始めたい時には「New chat」をクリックします。
②チャット履歴
左側の一覧はチャットのスレッドごとに収められた履歴一覧です。
タイトルの編集も可能で、ご自身でわかりやすいように管理する事ができます。
「○○○のフォーマット作成」「商談資料作成用」など、用途に合わせてタイトルを編集すると良いでしょう。
③サイドバーのオンオフ
サイドバーのオンとオフを切り替えられます。
ひとつのチャットに集中して取り組みたい場合はサイドバーをオフにするのも良いでしょう。
パソコンのブラウザ表示では、シンプルな画面設計で、チャットスペースも充分に確保されてますので、基本的にサイドバーはオンで問題ありません。
④Setting(設定)
各種設定を行う際に利用します。
「Setting」は、通常はメニューから隠れてます。
設定を開くには、画面左下のご自身のログイン情報(TO メールアドレスの部分)をクリックします。
日本語を標準言語に設定する方法
ChatGPTへの質問は日本語で問題ありません。
しかし画面の構成は標準では英語となっております。
新しく、画面構成において言語選択が可能となりました。
設定方法は簡単です。
Settingから「Locale (Alpha)」の箇所を「ja-JP」に変更するだけです。
上記の設定で、画面構成上も日本語を標準言語として利用する事ができます。


チャットの履歴を残さないようにする設定方法
ChatGPTでは入力した情報を学習データとして利用する事がございます。
個人情報や機密情報などは学習データとして利用されては困りますし、履歴そのものも残したくない場合がございます。
チャットの履歴を残さない設定は、Settingから「Data controls」→「Chat history & training」と進み、「Chat history & training」をオフにします。
以下の画像のように、スイッチボタンの箇所が緑色の場合はオンになってます。
ここをクリックするとオフに切り替えられます。

⑤Send a message
ChatGPTへの依頼や指示内容(プロンプト)は、Send a messageの部分へ入力します。
ここから全ての会話が始まります。
⑥Regenerate(リジェネレート)
再出力です。出力依頼を再度指示する場合にクリックします。
ChatGPTとの会話の方法

まるで人間同士のような会話のやり取りが可能なChatGPT。
基本的な操作は普段のチャットツールを変わりありません。
「初めての方へおすすめの会話の方法」として、覚えておくと便利なポイントを解説いたします。

これまでも対話できるAIはありましたよね?
どんな違いがありますか?

質問に対する新しい答えを「生成」できることです。
質問の仕方次第で得られる回答は変わります。
プロンプトがすべての始まり
ChatGPTへ出す質問や指示のことを、「プロンプト」といいます。
ChatGPTを扱う上で、プロンプトは欠かせない要素であり、すべての始まりとなります。
ChatGPTから質の高い回答を引き出すには、ChatGPTへ的確な指示を出す必要がございます。
プロンプトでAIを操る能力は、これからのデジタル人材に必要なスキルです。
まずは、プロンプトの基本的なポイントを押さえておきましょう。
プロンプトの入力方法
基本的には、「普段お使いのチャットツール」と同じような感覚で問題ありません。
入力時の注意点は改行の仕方です。
「Enter」キーを押すと、文章の途中であっても質問を投てしまいますので、
改行したい場合は「Shift + Enter」で行います。
また、入力する言語は日本語で問題ありません。
日本語でも驚くほどスムーズなやり取りが実現できます。
対話の履歴を残し立ち返れる
ChatGPTとの会話の内容は、履歴が左側に並びます。
これにより、会話の目的ごとにスレッドを作成していけます。
以前のやり取りを振り返るのもかんたんです。
振り返りたいスレッドをクリックするだけ履歴を表示できます。
テーマを変えて新しい会話を始める時は、「New chat」のボタンを押します。
効果的な質問方法

それでは、ChatGPTから質の高い回答を引き出す、プロンプトのポイントをご紹介します。
コツさえ知っておけば、意図した回答を出しやすくなります。
特に初心者の方におすすめの、基本的なポイントとなります。
立場を明確にする
CHatGPTにどのような視点で回答をして欲しいのか役割を明示すると、その役割に応じた回答を得られやすくなります。
また、誰に向けた回答をして欲しいのかも示すのも大切です。
例えば、その回答について知見のある方へ向けた回答と、子どもでも理解できるレベルの回答では、生成されるテキストの内容は大きく異なります。
ChatGPTを扱う際には、「どのような立場で誰宛に回答」して欲しいのか、立場を明確にしましょう。
質問の目的と背景を明確にする
ChatGPTは質問者の意図を汲み取り回答します。
中途半端な文章であっても、文脈に沿って回答してくれます。
ですが、回答を得たい目的を明確に指示してあげる事で
より的確な回答を引き出しやすくなります。
どんな目的でどのような内容を出力したいのか、前提として明示すると良いです。
追加の質問をしてブラッシュアップする
チャット形式の「対話」が、ChatGPTの大きな特徴です。
そこで、質問した回答に、さらに追加の質問を加える事で、当初の回答をブラッシュアップできます。
もちろん、最初の質問で意図する回答を引き出すコツもございます。
しかしながら、ChatGPTの回答の特性を知る事は、プロンプトのスキル向上にもつながります。
慣れないうちは、「大まかな質問」から始め、得られた回答から「要点を掘り下げる」ことを繰り返し、回答をブラッシュアップしていくのがオススメです。
出力形式を指定する
ChatGPTの回答は基本的にはプレーンテキストです。
指示を加えることで様々な形式で出力可能となります。
目的に合わせて出力形式を指定すると、仕事使いにおいて効果的です。
テキスト
基本となる出力形式です。
シンプルに対話を繰り返す際に適しています。
CSV
CSVとは「comma separated values」の略称で、値や項目がカンマ区切りにされたデータ形式をいいます。
エクセルなど表計算ソフトで利用する際に便利な出力形式です。
表形式
表形式にまとめて出力できるのもChatGPTの大きな魅力の一つでしょう。
活用事例としては、「商品Aと商品B」の比較や「X社とY社の比較」など、比較した結果を表でまとめるといった作業はよくある事例かと思います。
例えば、商品比較の場合であれば、次のようなメモ書きの指示でも素早く表形式にまとめてくれます。
商品A商品Bの違いをまとめます。簡単に見て取れる、わかりやすい表形式にまとめてください。
#商品A
価格は4,500円、安価で購入できるが購入後のサポートは別料金。 基本機能と特長は録音と再生が標準搭載であるのとWi-Fi接続が可能。
#商品B
価格は7,800円、サポート体制は、購入後1年間は無償サポート。 機能では録音と再生に加え、メディアへの出力ができる。 Wi-Fi接続も可能。
以下に商品Aと商品Bの違いをわかりやすい表形式でまとめてみました。
項目 商品A 商品B 価格 4,500円 7,800円 サポート 別料金 1年間無償サポート 機能 録音と再生が標準搭載 録音・再生・メディア出力 特長 Wi-Fi接続可能 Wi-Fi接続可能 この表を見ることで、商品Aと商品Bの主な違いが簡潔に理解できると思います。
実際のChatGPTの回答を掲載

ポイントを的確にまとめてくれますね

商談や会議のメモから資料作成するのがラクになります
HTML
WEBサイトを制作する方におすすめなのがHTMLでの出力依頼です。
例えば、先ほど出力した表形式の回答に、HTMLで出力する事を指示すれば、HTML用に書き出せる形のコードを出力してくれます。


専門的な知識がなくても大丈夫なんですね

出力されたコードの確認と検証をするだけで済みます。
JSON
プログラム用の言語での出力も可能です。
特にJSONは、ChatGPTが動く裏側の指示もJSON形式で変換されてますので、外部との連携においては欠かせない要素です。
こちらも、先ほど出力した事例に、追加で指示してみましょう。

上記のように出力されます。
実際の作業に応じた出力形式を依頼してみると良いでしょう。
フォーマットを依頼する
仕事では、形式の決まった文章を使用する場面が少なくありません。
形式が決まっている文章を、形式にはめ込んで作成するのも、形式そのものを出力するのも、どちらもChatGPTに任せられます。
手間がかかる「フォーマット」はChatGPTに任せ、内容の確認や検討の判断を人手で行うようにすれば、作業工数はかなり削減でき業務効率化を進められます。
商談資料の作成
商談の資料に必要な、導入からクロージングまでのアウトラインを構成させる事ができます。
また予め用意した商談資料の構成に沿って、資料そのものの文字起こしも任せられます。
商談資料作成にChatGPTを活用するポイントは、以下の記事で詳しく解説しております。
報告書の作成
商談の報告書や会議の議事録などのレポート関連書類も、形式が決まっているケースが多いです。
メモ書きを貼り付けて、議事録のフォーマットに沿って作成させたり、商談の報告書を作成させることもできます。
レポート関係の書類でChatGPTを活用するポイントはこちらの記事をご参照ください。
メールの文章
形式・フォーマットが決まっている文章の典型的な事例にE-メールがございます。
ビジネスにおけるコミュニケーションツールとして欠かせないメールでも、ChatGPTは大いに活用できます。
ChatGPTを活用してビジネスメールを効率化させるポイントは下記の記事をご覧ください。
アンケートの作成
商品企画やマーケティング活動の一環として、アンケート調査を行う場合もあるでしょう。
アンケートの作成でもChatGPTは活用できます。
企業のDX推進状況に関してアンケート調査を行います。
企業の社長に向けたアンケートの項目を10問、作成してください。
もちろんです。以下は、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進状況に関するアンケートのための10の質問例です。これを参考にして、アンケートをカスタマイズしていただければと思います。
- お手持ちの企業戦略において、DXはどの程度重要な位置を占めていますか?
- 現在、企業内でDXを推進するための具体的なプロジェクトや取り組みが進行中ですか?
- DX推進のために、どの程度の予算を割り当てていますか?
- 社内の従業員に対するDX関連のトレーニングや教育プログラムを提供していますか?
- DX戦略の成功を評価するためのKPI(主要業績評価指標)を設定していますか?もしそうであれば、具体的な例を教えてください。
- 外部のテクノロジーやパートナーシップを活用して、DXの取り組みを支援している企業との連携は行っていますか?
- DXプロジェクトにおいて、最も困難だと感じる課題は何ですか?(例:リソース不足、文化の変革、セキュリティの懸念など)
- DX推進に関する意思決定は、主にどの部門や役職の関与によって行われていますか?
- 従業員のDXへの参加意欲や理解を高めるための取り組みを行っていますか?
- 将来の展望として、DXが企業の競争力向上にどのような影響をもたらすと考えていますか?
これらの質問を元に、企業のDX推進状況に関する詳細な情報を収集することができるアンケートを作成できるかと思います。アンケートの目的や対象となる企業の状況に合わせて、必要に応じて質問内容を調整してみてください。
実際のChatGPTの回答を掲載
効果的なプロンプトの書き方「マークダウン記法」

ChatGPTはどのような書き方であっても、指示の内容を捉え回答を出そうとします。
よって書き方について意識せずとも利用する事は可能です。
しかし、指示内容に条件を加味する必要があったり、長文であったりする場合には、指示文書の要素の関連性や順番が曖昧になりがちです。
そこで、ChatGPTに伝わりやすい書き方にする事で、より効果的な回答を引き出しやすくするのがおすすめです。
ChatGPTにわかりやすい書き方として使われるのが「マークダウン記法」です。
初めての方でも簡単にマークダウン記法でプロンプトを書き上げるポイントを解説いたします。
マークダウン記法とは?
文章を読みやすくするためには、文章の構造を整理し明示していくのが大切です。
見出しや段落、改行といった構造によって、文章が読みやすくなります。
構造を整理し視覚的にもわかりやすくするための基本的な書き方が「マークダウン(Markdown)」です。
特定の記号を使いながら、見出しや段落、装飾などを示していきます。
書き方のルールは原則として共通化されておりますので、覚えておくと、ChatGPTをはじめデジタル文書を扱う際に便利です。
見出しを付ける場合は「#」を使う
文章の構造ごとに見出しを付けると、読みやすくなるだけでなく、文章の構造がわかりやすくなります。
そして一般的には、文章のまとまりごとに、大見出しがあり、その中にいくつかの小見出しが含まれます。
マークダウン記法では見出しを「#」で表現します。
行頭に「#」を書き、その数で見出しの階層を表現できます。
#大見出し1
##小見出し1-1
##小見出し1-2
#大見出し2
##小見出し2-1
##小見出し2-2
例えば、上記のような形です。
ChatGPTでは、「指示の内容」「条件」「引用部分」など、プロンプトの構造に合わせて見出しを「#」で指定するのがおすすめです。
ChatGPTも質問する側にとっても、わかりやすいプロンプトになります。
#指示内容
(指示する内容を記載)
#条件
(出力にあたって制約したい条件を記載)
#出力形式
(出力の形式を指定)
セクションを区切る場合は「===」を使う
マークダウンでは3つ以上、ハイフン(‐)やアンダースコア(_)を並べると水平線を表現し、文章の構造を区切る際に用いる事ができます。
ChatGPTの場合、セクションなど大きな括りで区切る場合は「===」と入力すると良いです。
例えば、長文の要約を依頼する際に、指示する文章と要約文を区切る際などに使います。
以下の記事を要約してください。
===
(要約したい記事内容をコピペする)
===
#出力条件
箇条書きのテキストで出力
要素を区切る場合は「—」を使う
同じような使い方に「—」(ハイフン)で区切るパターンがございます。
こちらは、小見出しにある要素ごとの構造で区切る際に使います。
以下の会議メモから議事録を作成してください。
===
(議事録の内容を入力する)
‐‐‐
(出力したいフォーマットを指定する)
引用を示す場合は「>」を使う
引用文には「>」を使います。
こちらは、メールやチャットでお馴染みかと思います。
入れ子の形で多重引用する場合は「>>」と並べて使います。
以下のようなプロンプトを試してみました。
実際のChatGPTの回答も合わせて参考にしてみてください。
次の引用を読み質問に回答ください。
>吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
===
・誰の言葉ですか?
・いつの文章ですか?
・その次に続く言葉を教えてください。
この引用は、夏目漱石による小説『吾輩は猫である』からのものです。この小説は1905年に発表されました。
その次に続く言葉は、「何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。」です。
実際のChatGPTの回答を掲載
覚えておきたい、プロンプトにおすすめのフレーズ

ここまででご紹介した「効果的な質問方法」と「マークダウン記法」を活用いただければ、ChatGPTから求める回答を得られやすくなるでしょう。
もっとChatGPTを活用していきたいという方へ。
更にChatGPTのスマートな回答を導く、おすすめのフレーズ3選をご紹介いたします。
ステップバイステップで
回答精度が各段に向上する「呪文」として有名なのが「ステップバイステップで」を付け加えることです。
ステップバイステップで考えさせたところ、数学の問題の正解率向上にもつながったという話もございます。
複雑な質問で構造化した回答を得たい場合や、手順や順序を詳しく説明して欲しい時などに使うのがおすすめです。
使い方はかんたんです。
求める回答に合わせ、質問文に「ステップバイステップで」と付け足すだけです。
手順を説明して欲しい時:「ステップバイステップで手順を説明してください」
条件分岐が多い複雑な質問の場合:「ステップバイステップで考えてください」
企画の進め方を検討する時:「ステップバイステップで企画を作成してください」
「ステップバイステップで」はおすすめフレーズとして紹介されるケースが多いです。
是非、覚えておいて頂ければと思います。
プロとして/専門家として
「立場を明確にする」というポイントでも紹介しましたが、どのような視点で回答して欲しいかを指示するのもオススメです。
良く使われるのが「プロとして」や「専門家として」です。
トラブルに対する相談の場合:「法律の専門家として助言してください」
レシピを企画させる場合:「プロの料理家としてレシピを考案してください」
など、回答を得たい分野の専門家やプロという役割をChatGPTに与えてみてください。
追加情報を質問させる
ChatGPTは与えられた質問の内容で適切に回答しますが、追加情報があればより効果的な回答を出せるという場合もあります。
そこで、必要となるであろう追加情報について、ChatGPTに質問してしまうのもオススメの手法です。
ChatGPTが求める追加情報を提供して、再度回答を促す、というのを繰り返す事で、クリエイティブな回答を引き出していけます。
商品企画のアイデア出しなどで大いに活用できるでしょう。
使い方は、ChatGPTの回答の後に、下記の一文で質問するだけです。
「より良い回答結果を出すために、追加で必要な情報を質問してください。」
New chat でこの文章を入れても、どのスレッドに対するものかをChatGPTは判断できませんので、回答を深めたいスレッド内で、ChatGPTの回答の後に入れるという点にご注意ください。
ChatGPTを覚えるメリット
さて、本記事をご覧いただく方の中には、「ChatGPTを始めたいけど覚えるのも面倒」という方もいらっしゃるかもしれません。
ここで、ChatGPTを覚えるメリットについても補足させていただきます。
仕事の効率が向上する
まずは仕事の効率向上です。
ChatGPTは仕事の効率を向上させるために役立ちます。
提案書や企画書、報告書などのドキュメント作成はもちろん、アイデア出しやブレストの相手としても活用する事で、業務効率化を進めることができます。
時代が求めるツールである
少子高齢化、生産労働人口の減少は、仕事の生産性向上の必要性を改めて感じさせるテーマです。
そして今後、テクノロジーの進歩により、AIが果たす役割や、AI技術の活用がますます欠かせなくなります。
AIが仕事の役割の一部を担い、人間はそれを監視し監修する。人とAIの役割分担も進むと考えられます。
AIを適切に操るプロンプトエンジニアの必要性は高まっていきます。
リリースから1年満たない、今のうちから、覚えておいて損はないツールです。
言語スキルの向上
ChatGPTとの対話を通じて、文章表現やコミュニケーションスキルを向上させることができます。
多言語に精通するChatGPTを仮想の対話相手としながら言語を用いた会話の練習をする事も可能です。
翻訳も手伝ってくれますので、英文のビジネスメールに対する適切な返信も容易に作成できます。
また、プログラミングに関する言語に詳しいのもChatGPTの特徴です。
プログラミングの質問やコードのデバッグに関する助言を得ることができます。
ChatGPTを始める際によくある質問
ではここで、初めてChatGPTに触れる方、初心者の方から、会話や質問を始める際によく頂く質問とその回答についてまとめておきます。
- QChatGPTとは何ですか?
- A
OpenAIが開発した人工知能モデルで、自然言語処理を用いてテキスト生成や対話を行うことができる生成AIです。
人間のような文章を生成し、質問への応答やアイデアの提供など、業務においても活用が期待されています。
- Qどのように始めれば良いですか?
- A
- QChatGPTの対話はどのように進めれば良いですか?
- A
ChatGPTとの対話は自然な形で行うことができます。
初めに大まかな質問でテーマを提示し、生成された回答に対して追加の質問やフィードバックを求めていくのが基本的な流れです。
- QChatGPTの回答は正確ですか?
- A
必ずしも正確な情報を提供するわけではありません。
得られた回答の検証や信頼性の確認は、人の手により行う必要があります。
- Qプログラミングのスキルが必要ですか?
- A
基本的にはプログラミングのスキルは必要ありません。
ChatGPTとブラウザ上で対話を進めるのは誰でも気軽に行えます。APIキーを取得してアプリケーションで利用するなど、特定の場面においてはプログラミングの知識は求められます。
まとめ
- ChatGPTを始めるには、プロンプトが一丁目一番地
- 質問の目的と背景を明確にして、適格な答えを引き出す
- 大まかな質問から得た回答を掘り下げ、回答をブラッシュアップする
- 目的に合わせて出力形式の指定やフォーマットの指定する
- ChatGPTにわかりやすい書き方「マークダウン記法」の基礎を知っておく
- 順序立てした考察や回答へは「ステップバイステップで」を付け加える
- 立場を明確に「プロとして」「専門家として」回答を促す
初心者の方におすすめのChatGPTを始める上で知っておきたいポイントを解説いたしました。
ご紹介した、「効果的な質問方法」「マークダウン記法」「おすすめフレーズ」はすぐにご活用いただけるものばかりです。
是非、ご活用いただきChatGPTの素晴らしさを実感いただければと思います。
また、業務効率化を目的にChatGPTを活用する場合は以下の記事も合わせてご覧ください。